KIRARA REPORT きらら通信

2024.10月号vol.114 カリオロジーセミナー

きらら通信

8月25日(日)は、当院の歯科衛生士4名がカリオロジーセミナーに参加しました。

カリオロジーとは、カリエス(むし歯)とオロジー(学問)からできた造語で、むし歯の原因を特定し、むし歯に関わる治療や予防などを包括した学問です。

むし歯によって、歯を失ってしまう方もいらっしゃいますが、初めてのむし歯で歯を失うケースは稀です。

多くの場合は、最初は小さなむし歯で治療を受け、数年後に同じ歯が再びむし歯になり、また治療を受けるというサイクルを数回繰り返し、最終的に歯を失うことになります。

今回のセミナーでは、歯を削って詰めたり、被せたりする治療の応急処置型ではなく、むし歯や歯周病の原因と悪化させるリスクを調べ、発症させないようにお口の健康を管理していく定期管理型の診療について学びました。

世界の最新実証データや文献をもとに、むし歯治療だけでなく、歯磨きなどのセルフケアについてやフッ化物(フッ素)の効果など、むし歯についての基本を深く正しく学ぶ機会となりました。

当院は、開院当初より、むし歯を治す歯科医院ではなく、むし歯にならないための歯科医院を目指し、予防歯科診療に取り組み続けています。