2024.9月号vol.113 北海道の子どもたちの歯を守る取り組み
きらら通信
むし歯の予防効果が世界的にも実証されているフッ化物(フッ素)ですが、フッ化物が含まれた洗口液で口をゆすぐフッ化物洗口が
今年10月より、江別市立小学校で導入されることが決定し、希望者を対象にしたフッ化物洗口を実施します。
北海道では、すでにフッ化物洗口を実施している地域も多く、2014年から実施している北広島市の小学校では、実施当初は一人当たり平均2.1本のむし歯に対して、2023年では0.6本まで減少したデータが出ています。
北海道が2009年に「北海道歯・口腔(こうくう)の健康づくり8020推進条例」を制定して以降、フッ化物洗口を導入する自治体が増えており、現在では函館、旭川、千歳、恵庭、登別、釧路、帯広などの小学校でも実施され、札幌の一部小学校でも江別市と同様に実施されます。
フッ化物洗口は、専用のフッ化物洗口液(10cc)を週に1回だけ口に含み30秒間すすいで吐き出すことで、むし歯の予防効果を得ることができます。
フッ化物洗口が多くの学校で導入され、子どもたちの歯が守られることを期待しています。