KIRARA REPORT きらら通信

2022.5月号vol.85

きらら通信

安全な歯科治療のために必要なお薬手帳

当院では、初めて来院される患者さんや、服用しているお薬が変わった患者さんに、お薬手帳の提示をお願いしています。

病気などで服用しているお薬が歯科治療とどのような関係があるのかご存知でしょうか?

例えば、骨粗鬆症の治療薬として処方されることがあるBP製剤(ビスフォスフォネート製剤)は、歯を抜く治療や、歯周炎の感染など注意が必要となる場合があり、BP製剤を服用していることを知らずに、通常の治療をしてしまうと重大な問題につながることもあります。

また、血圧で歯ぐきなどが腫れる場合もあるため、服用されるお薬の情報が大切になります。

BP製剤のように、世界中で使用されているお薬でも、歯科治療との関わりが難しいものがあります。

歯科治療を受診する場合は、現在服用している薬を伝えることや、お薬手帳を見せる、患っている病名を正しく伝えることで、より安全な歯科治療に繋がります。