KIRARA REPORT きらら通信

2024.6月号vol.110 顎関節症の改善と予防

きらら通信

顎関節症を予防するためには、日常生活の中で気をつけるポイントがあります。

顎関節症のⅠ型やⅡ型(左ページ図参照)の場合は、筋肉が炎症を引き起こしているため、安静にすることやマッサージなどで筋肉をほぐし血行をよくしたり筋肉を柔らかくするお薬で解消することもあります。マッサージは、噛み締めたときに耳の下周辺に膨らむ部分に指を当てて、円を描くように優しく指を動かすことで筋肉をほぐすように行います。

顎から音が鳴るなどの症状が出るⅢ型やⅣ型の場合は、痛みがなければ基本的には経過を観察していくことになります。

顎関節症の症状が出ているときは、スープやヨーグルトなど顎に負担の少ない食事をおすすめします。

そのほかにも、大きなあくびなど、口を大きく開ける動作に注意することも大切です。

日常生活で、痛みを感じる不快な顎関節症を予防するためにも、日頃から顎に負担をかけないことが大切になります。